両行について追記しますね。
生と死の話を書きました。
今日は、よくある悩みについての考え方について両行をヒントにしてみましょう。
人の、自分自身の最大の戸惑い(悩み、苦しみとも言い換えられます)がどこから来るんでしょうか。
自分自身と他人との違いに見出します。
たとえば、美と醜、富と貧、栄と辱(枯)、大と小などです
これは、相対的な世界の話です。
陰陽図といいます。
美を富、貧を黒としてみます。
真ん中の曲がった線が見えますか?
このよく見えているのか見えていないのかわからない真ん中の線を境界とします。
境界があるから、白と黒に分かれています。
境界をはずせば、白と黒が無くなるんですね。
こっちがあるから、あっちもある。
そういった対にあるあり方を両方認めることを両行としました。