「人と人とがすべてを決めている」
人と人との関係や議論で、あらゆることが決まっています。
夫婦、家族、ご近所さん、町内、学校、都道府県、国、世界中のこと。
だれかと誰かが話し合った結果、あらゆることが決まっているのです。
これは、僕がずっと大切にしている重要な考え方の一つです。
他人とうまく付き合っていくことは、本当に難しいです。他人とうまく付き合っていくということは、「自分の意見や自分たちの意見を、どうすれば相手が叶えてくれるのか」ということにほかなりません。
もう少しわかりやすく話をすれば、自分の思ったことを「うん」と言ってくれる人が自分にとっていい人だし、「いいえ」といってくる人は自分にとっていい人とは言えないでしょう。
そういった見方をすれば、人間関係でうまくいかなくても、なにかトラブルがおきたとしても、話が通じなかったとしても、仕方のないことです。
うまくいかなくて当たり前なんです。
自分からすれば、自分の意見をどうやってあなたが叶えてくれるのかということですし、相手からすれば、相手の意見をあなたがどうやって叶えられるのかということなのですから。
僕たちは、生まれてきてから今までずっと、誰か他人と付き合いながら生きてきています。その間、上手くいこともあるけれど、殆どの場合、いろいろな失敗や過ちを犯し続けています。
僕は、サーバの管理もしているのですが、昔よく仲間と話していたジョークがあります。
「どんな管理者がいい管理者だと思う?」
「問題が発生しなければいい管理者だろう。そいつが何も仕事をしていなくても」
よく失敗する人としない人の違いのジョークもあります。
失敗しない人は、何もしない人。何もしないから失敗もしない。
「失敗のない人付き合いなんてありえないんです」
生まれてからずっと、自分以外の誰かと付き合いながら生きているからです。