陰陽論については、多くのサイトで紹介されていますが、僕なりに意味付けをした陰陽論をお伝えしたいと思います。
陰陽図とか太極図と呼ばれています。
易経という経典に、陰陽について記載があります。
易に太極あり。これ両儀を生ず。
易は「月」という漢字と「日」という漢字の組み合わせのようです。
区別が立たず物事が入り混じっている状態から、こちらが生まれてあちらも生まれた。
境界が生まれることによって、こちらとあちらが生まれる。
それを、陰と陽に分けたんだと思います。
こういった思想は、イメージが大事ですし完全に理解することは難しいです。
なぜなら、2500年くらい前に生活していた先人たちの智慧だからです。
今みたいに、youtubeやDVDがあって、アクセスすれば、彼らが解説してくれる動画があると理解できると思うんですよね。
これは、タイムマシーンの開発を待ちたいですよね。
話を戻します。
この陰陽図、白い部分を陽として黒い部分を陰とします。
真ん中の境界で、左右に陰と陽を分けていますよね。
で、よーく見ると、白の中に黒丸が。黒の中に白丸があります。
これは、陽の中にも陰があって、陰の中にも陽があるということを説明しています。
夜の暗闇の中にも、星や月の明かりがあって、活気のある町の中にも、静かな公園がありますよね。
古代の人々は、観察することから色々始めたようです。
太陽の動き、月の動き、いつ種を植えれば植物が育つのか。
そういった観察の積み重ねから、認識というのは生まれてきます。