聖徳太子の教え 2

十七条の憲法の4条。

「国家の官吏は、礼を根本としなさい。
民衆を治める根本は、礼にあるからです。

上に立つ人々に、礼がなければ、下のもの調わず
下のものに礼がなければ、罪を犯すようなことがおきます。

国家の官吏に礼がある場合は、世の秩序乱れず、
民衆が礼があるときは、国家は自ずから治まります。」

礼法とは、一体何でしょうか。
子曰、君子義以爲質、禮以行之、孫以出之、信以成之、君子哉。
(孔子)

先生はおっしゃった。
人としての正しい道を根本として、礼を持って行動して、
謙遜を持ってこれを表現する。
信をもって、これを成し遂げる。
だから、君子である。

孔子の時代の礼というものが、どんなものだったのかは勉強不足のため、よく理解できていません。
ですが、武道の精神で言えば、「礼に始まり、礼に終わる」

日々の練習でお互いを高める相手がいて、だからこそ自分がどんどん強くなっていけるんです。
ですから、相手への敬意を込めて、礼をするんですね。

相手への敬意と捉えるのであれば、
上に立つものも、下々のものも、相手への敬意があれば、
余計なトラブルも起きず、お願いも、いいよって簡単になっていくんでしょうね。